2021.5.6 容器紹介

CO2排出量を削減する環境配慮型容器「バイオプラシリーズ」

サンプラテックでは、2019年から環境に配慮したバイオポリエチレン配合の樹脂容器を販売しています。バイオポリエチレンとは、サトウキビ由来のポリエチレンで、カーボンニュートラルの考えに基づきCO2排出量の削減につながる注目の樹脂です。

地球温暖化防止に関する企業のSDGsやCSR活動が、エコへの意識が見過ごされがちな実験・研究・製造現場まで手軽に広がるよう、次世代の理化学製品として開発しました。また、プラスチック製理化学機器メーカーとしても、石油依存からの脱却を図り地球温暖化防止に努めます。

 

1.バイオプラシリーズ紹介

環境に配慮した素材のバイオポリエチレンから製造している容器を「バイオプラシリーズ」として2019年より販売しています。2021年現在は、「バイオプラPEボトル広口」「バイオプラPEディスカップ」の2種類をラインナップ。
今後もニーズに合わせてバイオプラシリーズのラインナップを増やしていきます。

バイオプラPE広口ボトル

ボトル本体にバイオポリエチレンを100%使用した広口ボトル。
キャップ、中栓は石油由来のポリエチレン製です。
耐薬性、耐熱性など、性能は通常のPEボトルと変わらず、現在ポリエチレン製ボトルを使用している場合、同じ用途でバイオプラPEボトルに切り替え可能です。

● CO2排出削減量目安 : 65~80%カット ※当社PEボトルとの比較
● 容量ラインナップ : 100ml、250ml、500ml、1L

 

バイオプラPEディスカップ

100%バイオポリエチレンを使用したディスポカップ。
耐薬性、耐熱性など、性能も通常のディスカップと変わらず、現在ポリエチレン製のカップを使用している場合、そのままバイオプラPEディスカップに切り替え可能です。

● CO2排出削減量目安 : 100%カット ※当社ポリディスカップとの比較
● 容量ラインナップ : 100ml、500ml、1L

 

 

2.バイオプラシリーズ Q&A

バイオプラシリーズに関するよくある質問をまとめました。

バイオプラの詳しい情報は、当サイトの機能紹介に掲載しています。また、バイオプラスチックについてIREMONOレポートでも紹介しています。ぜひご覧ください。

Q1)バイオポリエチレンって何?

 一般的なポリエチレンは石油を原料としていますが、バイオポリエチレンは植物などバイオマスを原料とし、サンプラテックの「バイオプラシリーズ」ではサトウキビ由来のバイオポリエチレンを使用しています。
バイオポリエチレン製品を焼却廃棄する際にCO2が発生したとしても、原料となるサトウキビは育成段階でCO2を吸収するため、大気中の二酸化炭素濃度上昇は抑えることができ、CO2排出量は0とみなすことができます。この考え方は「カーボンニュートラル」と呼ばれています。
バイオポリエチレンはカーボンニュートラルを実現できる素材として、地球温暖化防止に取り組むうえで注目が高まっています。
なお、生分解性ではないため自然環境下で分解することはありません。

Q2)通常のポリエチレン容器との違いは?

 ポリエチレンの原料がサトウキビであるのみで、素材としての性能は石油由来のポリエチレンと変わりません。耐薬性や耐熱性はもちろん、成型方法や容器のサイズ、重量なども、すべて当社のPE広口瓶、ポリディスカップと同様です。
製品の見た目も同じため、バイオプラシリーズには容器底面に「Bio」マークを印字しています。

Q3)耐薬品性や耐熱性は?

 耐薬品性、耐熱性は、石油由来のポリエチレン容器と同程度の性能を発揮します。つまり、当社製品の「PE広口瓶」や「ポリディスカップ」をご利用の場合、同様の用途のまま使用する容器をバイオプラシリーズに切り替えることが可能です。

Q4)CO2排出量はどれくらい削減可能?

 「バイオプラPEボトル広口」は、当社のPE広口瓶と比較し65~80%、「バイオプラPEディスカップ」は、当社のポリディスカップと比較し100%二酸化炭素排出量を削減できます。
バイオプラ製品を焼却廃棄時する際にCO2が排出されても、原料であるサトウキビは生育段階でCO2を吸収するため、CO2排出量は0とみなすことができます。このカーボンニュートラルを実現できる素材から製造した容器であるため、バイオポリエチレン製品を使用することは、CO2排出量の削減につながります。

Q5)通常のポリエチレンより劣化しやすい?

 生分解性ではないため、土壌など自然環境下での分解による劣化はありません。使用することによる一般的な劣化はありますが、通常のポリエチレン容器と同じ使用方法であれば、同程度ご利用可能です。

Q6)バイオプラシリーズの容器価格は?

 通常のポリエチレン容器と比較し、10~25%程度高い価格でのご案内となります。ただし、昨今の地球温暖化の深刻化を汲み、プラスチック製理化学機器メーカーとしてバイオプラ製品の普及が優先と考えています。
ロット購入や継続購入等で導入いただける場合、価格面で柔軟にご対応させていただきます。詳しくはこちらよりお問合せください。


 

3.バイオプラシリーズお見積り・ご購入はPLA.com

 バイオプラシリーズの「バイオプラPE広口ボトル」「バイオプラPEディスカップ」は、サンプラテックの公式web販売サイト「PLA.com」にて無料お見積り発行やご購入が可能です。PLA.comに会員登録をしているお客様は、ロットでのご購入も可能で、通常より最大35%OFFでご購入いただけます。

また、継続的なご購入などを検討しているお客様は、さらに価格面で柔軟にご対応させていただきますので、こちらよりお問合せください。

実験器具・機器メーカー販売サイト「PLA.com」