従来のポリエチレン容器の表面にフッ素を化学結合。
本体だけでなく、フタ、中栓もフッ素化処理を施します。
ご使用について
ご使用前は、洗浄をおこなってください。なお、洗浄には刺激の少ないぬるめの水か洗浄液をご使用ください。洗浄時、ブラシや研磨剤を含んだクレンザー等の使用は容器表面が傷つく原因となるため、お控えください。


サンプラ®
フロロバリアPEボトル広口

サンプラ®
フロロバリア遮光瓶広口

サンプラ®
フロロバリアPEタンク
通常のポリ瓶に、特殊技術を用いてフッ素化処理を施したボトル。容器内外の表面にフッ素を化学結合させることで、通常のポリ瓶と比較し、ガスバリア性が格段に向上。耐薬品性も向上します。
フッ素樹脂を使用して作られたボトルと比較すると、コストは約1/5。コストメリットが高いことも大きな特長です。

従来のポリエチレン容器の表面にフッ素を化学結合。
本体だけでなく、フタ、中栓もフッ素化処理を施します。
ご使用前は、洗浄をおこなってください。なお、洗浄には刺激の少ないぬるめの水か洗浄液をご使用ください。洗浄時、ブラシや研磨剤を含んだクレンザー等の使用は容器表面が傷つく原因となるため、お控えください。

フッ素化処理装置の中に容器を入れ、所定の条件でフッ素ガス表面処理をおこないます。

フッ化処理により、ポリエチレンなどの高分子表面はPTFEに似た構造を形成します。

基材によって得られる表面状態は異なりますが、これらの化学的表面状態の変化により、以下の様な効果が期待されます。
吸水性、密着性、接着性、吸湿性、印刷性、塗装性、染色性、濡れ性、イオン高伝導性、分散性 等
フッ素ガスを基材に接触させ、基材表面を化学的に改質させます。DLCやPTFEコーティングとは異なり表層に積層しません。積層コーティングではないため、界面剥離が起こらず、コンタミ等のご心配が要りません。
また、基材の寸法変化が発生しない為、微細な空間の寸法を維持することが可能です。

フロロバリアPE容器の特長として、有機溶剤に対するガスバリア性の向上があげられます。
下のグラフは、トルエン、n-ヘキサン、クロロベンゼン、四塩化炭素に対する、ガスバリア性の実験結果を示しています。いずれも高い効果を発揮しており、フロロバリアPE容器の優れたガスバリア性を証明する結果となっています。
PE広口瓶の場合、時間経過と共に、容器内の有機溶剤が気化し容器壁から抜けていくことで、溶剤重量が減少しています。これに対し、フロロバリアPEボトルでは、溶剤4種類ともに漏れ出しが1%未満で、極めて高いガスバリア性の機能を発揮していることが確認できます。






フッ素化処理を施したキャップに、室温環境で薬品を7日間浸し、取出し後、重量変化を測定した
| 薬品名 | 評価 |
|---|---|
| 硫酸30% | ◎ |
| 水酸化ナトリウム30% | ◎ |
| エチルアルコール | ◎ |
| 酢酸エチル | ○ |
| アセトン | ◎ |
| キシレン | ○ |
| 薬品名 | 評価 |
|---|---|
| ホルマリン | ◎ |
| トルエン | ○ |
| n-ヘキサン | ◎ |
| クロロベンゼン | ○ |
| 四塩化炭素 | ○ |
1%未満→◎ 5%未満→○
10%未満→△ 10%以上→×
※データは実験値であり、保証値ではありません。


| 品番 | 容量 | 目盛間隔 | 本体高さ (㎜) | 本体外径 (㎜) | 口内径 (㎜) | キャップ高さ (㎜) | キャップ外径 (㎜) | 全高 (㎜) | 中栓 | 入数 | 梱包寸法 (W×D×H) (㎜) | 梱包重量 (kg) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20415 | 100ml | 10ml | 89.0 | 50.5φ | 30.7φ | 17.0 | 49.0 | 93.0 | 付 | 200 | 510×510×280 | 4 |
| 20416 | 250ml | 25ml | 118.0 | 62.5φ | 30.7φ | 17.0 | 49.0 | 121.0 | 付 | 100 | 505×318×385 | 5 |
| 20417 | 500ml | 50ml | 146.0 | 77.5φ | 43.1φ | 19.5 | 63.0 | 151.0 | 付 | 50 | 400×400×400 | 4.5 |
| 20418 | 1L | 100ml | 183.0 | 100φ | 43.3φ | 19.5 | 63.0 | 186.0 | 付 | 50 | 515×515×420 | 6 |
| 20419 | 2L | 100ml | 230.0 | 127φ | 75.4φ | 29.0 | 97.0 | 235.0 | 付 | 30 | 648×480×480 | 7 |
| 31272 | 3L | 500ml | 263.0 | 146φ | 75.4φ | 29.0 | 97.0 | 267.0 | 付 | 30 | 540×730×460 | 7.5 |

| 品番 | 容量 | 目盛間隔 | 本体高さ (㎜) | 本体外径 (㎜) | 口内径 (㎜) | キャップ高さ (㎜) | キャップ外径 (㎜) | 全高 (㎜) | 中栓 | 入数 | 梱包寸法 (W×D×H) (㎜) | 梱包重量 (kg) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 26230 | 500ml | 50ml | 146.0 | 77.5φ | 43.1φ | 19.5 | 63.0 | 151.0 | 付 | 50 | 400×400×400 | 4.5 |
| 26231 | 1L | 100ml | 183.0 | 100φ | 43φ | 19.5 | 63.0 | 186.0 | 付 | 50 | 515×515×420 | 6 |
| 26232 | 2L | 100ml | 230.0 | 127φ | 76φ | 29.0 | 97.0 | 235.0 | 付 | 30 | 648×480×480 | 7 |


| 品番 | 容量 | 口 | 本体横 (㎜) | 本体縦 (㎜) | 本体高さ (㎜) | 口内径 (㎜) | キャップ外径 (㎜) | キャップ高さ (㎜) | 中栓 | 入数 (本) | 梱包寸法 (W×D×H) (㎜) | 重量 (kg) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 25500 | 20L | 広口 | 345.0 | 175.0 | 435.0 | 96φ | 128.0φ | 47.5 | あり | 1 | - | 1.4 |
| 25501 | 20L | 細口 | 345.0 | 190.0 | 420.0 | 51φ | 80.0φ | 20.7 | あり | 1 | - | 1.4 |
| 25750 | 10L | 細口 | 250.0 | 170.0 | 320.0 | 41.5φ | 60.0φ | 20.5 | あり | 1 | - | 0.7 |








| 長所 | 低温特性・耐薬品性・機械的強度・剛性に優れる |
|---|---|
| 短所 | 耐候性が劣る |
| 加工 | 溶着が可能・接着は不可 |
| 用途 | 産業用・農業用フィルム・瓶など |
※基材部分(ポリエチレン)の耐薬情報です。フロロバリアの耐薬性については本ページの技術情報をご参考ください。
はい、トルエンと同等の耐薬性を発揮します。なお、トルエンを入れて1か月放置した際の重量変化は0.13%で、ガスバリア性の高さも証明されています。詳しくは、本ページの技術情報をご覧ください。
はい、キャップや中栓も表裏ともに全表面フッ素化処理を施しています。
PPもフッ素化処理は可能ですが、PEに比べフッ素化しにくい傾向があります。最も効果が出やすい基材はPEです。
要求レベルや溶剤により適正基材のご提案をさせていただきますので、特注工房お問い合わせフォームよりご相談ください。